イベント開催制限 一部緩和の方向で検討 新型コロナ

イベント開催制限 一部緩和の方向で検討 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベントの開催制限について、政府は、プロ野球など数万人規模のイベントでは、収容人数の半分までとする制限を維持しつつ、参加人数の5000人の上限は撤廃する一方、数千人規模で、ロックコンサートなど飛まつが拡散しやすいイベントでは、原則、制限を維持する方向で検討を進めています。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う現在のイベントの開催制限は、参加人数5000人か、会場の収容人数の半分のいずれか少ないほうを上限としています。

これについて政府は、11日分科会を開き、専門家によって、新たな感染者数などが減少傾向にあると評価されれば、規模や特性に応じて、制限を緩和する方向で検討を進めています。

具体的には、プロ野球やJリーグといった数万人が参加する大規模イベントは、収容人数を半分までとする制限を維持しつつ、参加人数5000人の上限は撤廃する方針です。

一方、数千人規模で、ロックコンサートや格闘技の試合など、飛まつが拡散しやすいイベントでは、原則として、参加人数5000人と収容人数の半分の両方の上限を維持するとしていて、席の配置を工夫するなどして、人数を増やせるよう調整しています。

また、大声を出すことが少ないクラシックコンサートや歌舞伎などの古典芸能については、参加人数5000人の上限を維持するものの、収容人数の半分の上限は撤廃し、会場によっては、満席近くまで収容を可能とする方向です。

緩和の時期については、西村経済再生担当大臣が、今月19日からの4連休に合わせた緩和も可能だという認識を示していて、専門家の意見を踏まえて最終判断することにしています。