社会

千葉県 5~6人以上での会食の自粛を解除「常識ある行動を」

千葉県は、新型コロナウイルス対策として県民に求めていた5~6人以上での会食の自粛要請を解除し、確保している病床数についても今月下旬をめどに、段階的に減らしていく方針を決めました。
これは10日の千葉県の対策本部会議で正式に決まりました。

それによりますと、千葉県は7月30日から県民に対し、5~6人以上での宴会や飲み会などの会食を自粛するよう求めてきましたが、新規の感染者数が減少傾向となり、ウイルスの感染拡大が比較的抑えられていると判断して、10日、この要請を解除しました。

ただし、会食は感染のリスクが高いとして、会話の際はマスクを着用するなど、引き続き対策をとるよう呼びかけています。

また、現在、患者にすぐ対応できるよう、県全体でおよそ660の病床を確保していますが、感染者数の少ない地域から段階的に病床数を減らしていくことも決まりました。

今月24日ごろをめどに、東京に隣接する県北西部でも病床数を減らし、今より150床少ないおよそ510床にする計画です。

病床については、他の病気の患者が手術や入院を待つ状況が起きているとして、県としては今後も新型コロナウイルス専用の病床を減らせるよう、感染拡大防止に取り組んでいくことにしています。

森田知事は会食自粛の解除について「新しい生活様式を頭に入れながら、常識ある行動をお願いしたい」と述べました。

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