東京都 新型コロナ 77人感染確認 3人死亡

東京都 新型コロナ 77人感染確認 3人死亡
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東京都は7日、都内で新たに77人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の感染の確認が100人を下回るのは先月24日以来です。
また、都は感染が確認されていた70代と80代の男性3人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は7日都内で新たに10歳未満と、20代から80代までの男女合わせて77人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

年代別では、
▽10歳未満が3人、
▽20代が19人、
▽30代が17人、
▽40代が11人、
▽50代が15人、
▽60代が7人、
▽70代が4人、
▽80代が1人です。

都内で1日の感染の確認が100人を下回るのは先月24日以来です。

77人のうち、
▽およそ半数の39人がこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、
▽残りの38人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内の感染が最も多く15人、
▽職場内が13人、
▽施設内が3人などとなっています。

このうち施設内では、練馬区の学童クラブで新たに職員2人と児童1人の合わせて3人の感染が確認され、これまでも含めると6人になりました。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて2万1849人になりました。

一方、都の基準で集計した7日時点の重症の患者は6日より3人減って24人でした。

また、都は感染が確認されていた70代の男性1人と80代の男性2人の合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて372人になりました。

小池知事 感染防止対策の徹底 改めて呼びかけ

東京都の小池知事は記者団に対し「久しぶりの70人台になる。お盆明けから3週間になるが、減少傾向を示していると思う」と述べました。

一方で、「有識者が『減少しているが、減少のスピードがまだ緩慢で要注意だ』と指摘していることは改めて考えなければいけない」と述べ、引き続き感染状況を注視したいという考えを示しました。

そして「都民や事業者の協力があってのことなので、引き続きよろしくお願いしたい」と述べ、感染防止対策の徹底を改めて呼びかけました。

都の担当者「感染者は減少傾向も防止策を」

7日、都内での新たな感染の確認が77人で、先月24日以来100人を下回ったことについて、都の担当者は「月曜日は少なくなる傾向にあるが、ここ数日は100人台が多いので、感染者は減少傾向にあると思っている。ただ、いつ暗転するか分からないので、感染防止策を取って感染者数を減らす取り組みを引き続きお願いしたい」と話しています。

入院患者数 病床確保数は

東京都によりますと、都内で7日までに感染が確認された2万1849人のうち、入院中の人は6日より8人減って1305人となっています。

このうち都の基準で集計した重症の患者は6日より3人減って24人です。

都は、7日の時点で重症の患者向けの病床は150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、7日の時点で2450床を確保しているということです。

これとは別に今月から来月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は6日より1人減って454人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、6日より15人減って206人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、6日より106人減って341人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は1万9171人となっています。