台風10号 宮崎の大淀川も氾濫のおそれ 事前避難を 国交省

台風10号 宮崎の大淀川も氾濫のおそれ 事前避難を 国交省
国土交通省宮崎河川国道事務所は、今回の台風10号で、宮崎県の西部から宮崎市中心部を流れる一級河川の「大淀川」でも氾濫するおそれがあるとして、早めの避難を呼びかけています。
県内では、国土交通省が5日の時点で、予想雨量をもとに推計したところ、大淀川と小丸川、それに五ヶ瀬川で堤防などを整備する基準の雨量を超え、堤防が決壊したり、氾濫したりする危険性が非常に高まるおそれがあることがわかっています。

このうち大淀川は、県西部の都城市を通って宮崎市中心部を流れる県内を代表する一級河川で、注意すべき点について、川を管理する国土交通省の宮崎河川国道事務所がNHKの取材に応じました。

特に注意が必要と指摘するのが、大淀川と支川が合流するポイントです。

具体的には、いずれも都城市の高崎川が合流する付近と横市川と沖水川の2つの支川が合流する付近です。

これらの場所は、流量が増えるうえ、地形上、合流した場所の川幅が狭くなっていて、川の水が堤防を越え、氾濫するおそれがあるということです。

このほか、都城市から下流の宮崎市の大淀川の広い範囲で、浸水被害が発生するおそれがあると指摘します。

大淀川では、死者13人を出した平成17年の台風14号の際、都城市や宮崎市などで広い範囲が浸水し、およそ4700戸の建物に浸水する被害が出ました。

宮崎河川国道事務所では、今回の台風では、こうした過去に浸水被害が発生している場所に加えて、それ以外の場所でも浸水するおそれがあるとして、早めの避難を呼びかけています。

宮崎河川国道事務所は「全国では、毎年のように堤防が決壊し、甚大な被害が発生している。大淀川や小丸川でも、整備計画の想定雨量を超える雨がいつ降ってもおかしくはない。大淀川では、計画で定めた整備が途中の場所も多く、川の水が堤防を越えれば、堤防が決壊するおそれがないとも言えない。住んでいる場所にどのような危険があるかハザードマップで確認し、早めの避難を心がけてほしい」と話しています。