通所型知的障害者施設で40人が新型コロナに感染 横浜 旭区

通所型知的障害者施設で40人が新型コロナに感染 横浜 旭区
横浜市は4日、市内にある通所型の知的障害者施設で利用者や職員、合わせて40人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが分かったと発表しました。施設を運営する社会福祉法人は、当面の間、通所施設の利用を休止することにしています。
横浜市によりますと、集団感染が明らかになったのは、横浜市旭区にある通所型の知的障害者施設「光の丘『蛍』」です。

この施設では、3日までに職員1人と利用者の男性2人の合わせて3人の感染が相次いで判明しました。

このため、市が2日から専門のチームを派遣し、利用者と職員、合わせて160人を対象に一斉検査を進め4日、利用者や職員合わせて40人の感染が明らかになったということです。

軽症や無症状の人が多いということで、市では引き続き、健康状態を観察していくことにしています。

市によりますと、知的障害のある利用者の中にはマスクの着用が難しい人もいるほか、日常的に職員が密接して介助をしていることから、感染が広がったとみられるということです。

市は感染者の集団=クラスターが起きたとして、さらに感染が広がっていないか調べることにしています。

また、施設を運営する社会福祉法人「白根学園」は、入所施設などは運営を続ける一方、当面の間、通所施設の利用を休止することにしています。