コロナとインフルエンザ同時流行に備え来月中に検査体制整備を

コロナとインフルエンザ同時流行に備え来月中に検査体制整備を
新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合に備えて、厚生労働省は発熱などの症状が出た人が、どちらの検査も受けられる体制を来月中に整備するよう都道府県に通知しました。
インフルエンザは、新型コロナウイルスと症状が似ているため、流行すると、検査を希望する人が全国で急増すると見られています。

そこで、厚生労働省は発熱などの症状がある人が、どちらの検査も受けられるよう、全国で体制を整備する方針を決めました。

厚生労働省によりますと検査を受ける際は、まず地元の診療所などに電話で相談し、案内された医療機関でインフルエンザや新型コロナウイルスの検査を受けます。

土日や夜間などは、保健所などが設置した「受診・相談センター」でも、電話相談を受け付けるということです。

新型コロナウイルスの検査費用は全額、公費でまかなわれるということで、厚生労働省は来月中に検査体制を整備するよう4日、都道府県に通知しました。

厚生労働省は「インフルエンザが流行しても、希望する人が確実に検査を受けられるよう、都道府県は検査に対応できる医療機関をできるだけ多く確保してほしい」としています。