紀伊半島豪雨から9年 奈良 五條に献花台設置 犠牲者を悼む

紀伊半島豪雨から9年 奈良 五條に献花台設置 犠牲者を悼む
台風の影響による大雨で、死者・行方不明者が88人に上った紀伊半島豪雨から4日で9年です。このうち、奈良県五條市では、献花台が設置され、遺族などが花を手向けました。
五條市大塔町では、9年前に起きた紀伊半島豪雨による大規模な土砂災害で8人が死亡し、今も3人の行方が分かっていません。

ことしは新型コロナウイルスの影響で追悼式が中止となりましたが、大規模な土砂災害が起きた宇井地区の慰霊碑の前に献花台が設置され、遺族や市の関係者などが花を手向け、静かに手を合わせて犠牲者を悼みました。

太田好紀市長は「ようやく元どおりの生活が戻っているものの、台風がまた近づいているので、地域をしっかり守っていくための災害に強いまちづくりを行いたい」と話し、防災への誓いを新たにしていました。

家ごと土砂にのみ込まれ、妹を亡くした中西勇次さんは「何年たっても気持ちは変わりません。各地で起きている大雨の被害を見ると、ひとごととは思えず胸が痛みます」と話していました。