ブラジル 新型コロナ感染者 計400万人超 貧困層中心に感染拡大

ブラジル 新型コロナ感染者 計400万人超 貧困層中心に感染拡大
新型コロナウイルスの感染者が世界で2番目に多い南米のブラジルでは、経済活動を再開させる動きが広がる中、累計の感染者数が400万人を超えました。最大都市のサンパウロでは来月から公立の学校が再開される予定ですが、保護者などからは時期尚早だと懸念する声も上がっています。
ブラジルでは、新型コロナウイルスの新たな感染者が貧困層を中心に1日5万人近く確認されていて、政府によりますと、累計の感染者数は3日の時点で404万1638人と400万人を超えました。

また、死者の数も12万4614人に上り、感染者、死者ともアメリカに次いで世界で2番目に多くなっています。

ブラジルでは経済活動を再開させる動きが広がっていて、リオデジャネイロでは、先月からレストランの深夜までの営業が許可されました。
また、公立の学校では通常授業の再開が検討されていて、最大都市のサンパウロでは来月の再開に向け、4歳から14歳までの子どもを対象にした検査が行われています。

ただ、サンパウロ市が先月およそ6000人を検査したところ、全体の16%以上の子どもが新型コロナウイルスに感染しているか過去に感染していたことが分かったということで、保護者などからは再開は時期尚早だと懸念する声も上がっています。