“特別警報級”台風10号 専門家「スーパーベストな避難を」

“特別警報級”台風10号 専門家「スーパーベストな避難を」
「特別警報級」と言われ、「早めの備えを」と呼びかけられる台風10号。
どこに、どう逃げればよいのでしょうか。

避難行動に詳しい専門家は、過ごしやすく、安全な場所に安全なうちに移動する「スーパーベストな避難」を検討してほしいと呼びかけています。
京都大学防災研究所の矢守克也教授は、台風が近づき、事態が悪化する前に自治体が準備する避難場所に移動するのが「ベストな避難」だとすれば、台風が遠くにあって事態が悪くなる1日以上前に、災害の危険性が低い親戚の家やホテルなど、過ごしやすく、かつ安全性も高い場所に移動することを「スーパーベストな避難」として提唱しています。

こうした避難先、いわばスーパーベストな避難先は、浸水や土砂災害のおそれがなく、頑丈な家に住む親戚や友人の家のほか、新型コロナの対策として自治体が用意するホテルや旅館などがあたるとしています。

今回は、事態が悪化するまで数日残されていることから、「こうした場所に早めに移動できないかを検討し、安全なうちに移動してほしい」と話しています。

高齢者福祉施設 別の施設に移動も検討を

また、避難が困難な高齢者などが暮らす福祉施設では、場合によっては別の安全な福祉施設に移動することも検討してほしいとしています。

自宅にとどまる人は停電対応 入念な準備を

そして、自宅が安全だとしてとどまろうとする人については、「停電が起きる可能性が高く、対策が必要だ」と強調しています。

「去年、千葉県で大規模な停電を引き起こした台風15号では、猛暑の中で停電が発生した。エアコンが止まる可能性もある。暑さ対策のほか、食糧を多めに準備するなど、いつもよりもさらに入念な準備を今のうちから進めてほしい」と話しています。

異例の台風 避難も異例の対応で

矢守教授は、今回の台風10号について「気象庁がこれだけ早い段階で『特別警報を発表する可能性がある』と言及するのは極めて異例のことで、避難についても、これまでにしたことのないようないわば『異例の避難』を考えてほしい」と呼びかけています。