ロシア前首相 北方領土めぐる日本との交渉に応じない姿勢強調

ロシア前首相 北方領土めぐる日本との交渉に応じない姿勢強調
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ロシア極東では、第2次世界大戦終結の日となる3日を前に愛国者団体によるフォーラムが開かれ、メドベージェフ前首相は、新しい憲法の下で領土の割譲は認められていないとして、北方領土の引き渡しをめぐる日本との交渉には一切応じられないという姿勢を強調しました。
ロシア極東のサハリンでは第2次世界大戦に勝利したソビエト軍の功績などを議論する、愛国者団体によるフォーラムが先月から開かれています。

2日は、前首相のメドベージェフ安全保障会議副議長もオンライン形式で参加し、ことし7月に発効した新しい憲法に触れ「国境の画定という行為を除き、領土の割譲やそれを議論することは認められていない」として、北方領土の引き渡しをめぐる日本との交渉には一切応じられないという姿勢を強調しました。

ロシアはこれまで、第2次世界大戦終結の記念日を2日としていましたが、終戦から75年となることしから、ソビエト時代に対日戦勝記念日の祝日としていた3日に変更し、対日戦の勝利を強調しています。

3日は、サハリンのほか北方領土の国後島や択捉島でも、駐留するロシア軍が参加して軍事パレードが行われる予定です。

こうした動きに対し、日本政府は「日本の立場と相いれず受け入れられない」とするとともに、領土問題を解決して平和条約を締結するという基本方針のもと粘り強く取り組むとしています。