大学内にPCR検査センター設置へ 京都産業大 学生ら対象に検査

大学内にPCR検査センター設置へ 京都産業大 学生ら対象に検査
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、京都産業大学は学内にPCR検査センターを設置し、来月中旬から学生や教職員を対象に、検査を始めると発表しました。
京都市北区の京都産業大学に新たに設置されるPCR検査センターでは、大手分析機器メーカー、島津製作所が開発した唾液を用いる検査用の試薬が使われます。

検査費用は1回当たり1000円以内を予定しています。

対象は無症状の学生や教職員などで、高齢の教職員や、学外で広く活動する学生などの利用を想定しているということです。

1日40件程度の検査が可能で、来月中旬にも運用を始めることにしています。

また検査のノウハウを蓄積したうえで、将来的には、府や市からの検査の要請も受け入れる方針です。
京都産業大学では、ことしの春に学生を中心とした集団感染が発生していて、大学は定期的なPCR検査で感染者の早期発見を目指すとともに、感染予防の啓発活動を徹底し、安全な学生生活を実現したいとしています。

1日に京都市下京区で開かれた島津製作所との協定の締結式で、大城光正学長は「島津製作所の検査方法の効率化や高度化に積極的に協力し、同様の施設の設置を目指すほかの大学にもノウハウを提供していきたい」と話していました。