国際
アメリカの財政赤字 過去最大の見通し コロナの経済対策で
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた巨額の経済対策で、アメリカの今年度の財政赤字は過去最大の350兆円規模に膨らむという見通しが発表されました。
これはアメリカ議会の予算局が2日発表したもので、去年10月から今月までの2020年の会計年度の財政赤字は、およそ3兆3000億ドル、日本円で350兆円規模になる見込みだとしています。
赤字額はリーマンショックのあとの2009年度のおよそ1兆4000億ドルを大きく超えて、過去最大となります。
新型コロナウイルスによる景気悪化で税収が減少している一方、失業者や中小企業を支援する日本円で300兆円にのぼる巨額の経済対策で支出が急増しているためです。
さらにアメリカではいまも新型ウイルスの感染拡大に歯止めがかかっておらず、議会では追加の経済対策が検討されています。
このため、かねてから懸念されてきた財政再建をめぐる議論は事実上凍結されている状態で、財政状況は今後、さらに厳しくなるおそれも出てきています。
赤字額はリーマンショックのあとの2009年度のおよそ1兆4000億ドルを大きく超えて、過去最大となります。
新型コロナウイルスによる景気悪化で税収が減少している一方、失業者や中小企業を支援する日本円で300兆円にのぼる巨額の経済対策で支出が急増しているためです。
さらにアメリカではいまも新型ウイルスの感染拡大に歯止めがかかっておらず、議会では追加の経済対策が検討されています。
このため、かねてから懸念されてきた財政再建をめぐる議論は事実上凍結されている状態で、財政状況は今後、さらに厳しくなるおそれも出てきています。