天理市が2日からはじめたこの塾には、市内に住む中学3年生、合わせて85人が「密」にならないように5つの会場に分かれて参加しました。

生徒を指導するのは、市内の大学生50人です。

1人で数人の生徒をみる形式で、来年2月まで1コマ2時間の指導を週2回行います。

大学生のアルバイト代は天理市が負担し、生徒は無料で指導を受けられます。

初日の2日、生徒たちは数学や英語の問題を解き、早速、わからないところを質問していました。

奈良県内の多くの中学校ではことし3月上旬から2か月以上臨時休校が続き、学習の支援が課題となっていますが、教える側の大学生もアルバイトの機会が減っているということです。

参加した中学生は「休校で勉強が遅れ苦手な教科もついていけるか不安でしたが、わからないところをすぐに教えてもらえるので受験対策をうまく進められそうです」と話していました。

また、指導にあたった大学生は「コロナの影響でアルバイトが少なくなったので応募しました。明るく話しやすい雰囲気で指導していきたいです」と話していました。