東京 千代田区すべての区民に一律12万円給付 12月にも開始

東京 千代田区すべての区民に一律12万円給付 12月にも開始
東京 千代田区のすべての区民を対象に、新型コロナウイルスの影響に伴う経済対策として、一律12万円を給付するための補正予算が区議会で成立し、給付は早ければ、ことし12月から始まることになりました。
千代田区は、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ経済の活性化に向けて、6万6000人余りのすべての区民を対象に一律12万円の給付金を支給するための費用などとして、総額およそ86億円の補正予算案を7月の臨時区議会に提出していました。

しかし石川雅己区長が、みずからが所有するマンションの問題で区議会の解散を表明したことで、審議がおよそ1か月にわたって中断し、補正予算は1日に可決・成立しました。

区によりますと、審議が中断されたことで、当初の予定より給付の手続きに遅れが出る見通しで、申請書の配布は11月になるほか、給付は早くても12月に始まる見通しだということです。

給付金の申請方法は、原則として郵送で、
▽国の特別定額給付金と同じ、ことし4月27日の基準日に住民登録されていた人と、
▽来年4月1日までに生まれる赤ちゃんが対象です。

石川区長は「少しでも早い給付開始に向けて準備を進めているので、給付金を有効に活用してほしい」とコメントしています。