住宅街にイノシシ 5時間余り逃走 猟友会が駆除 新潟 燕

住宅街にイノシシ 5時間余り逃走 猟友会が駆除 新潟 燕
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2日朝、新潟県燕市の住宅街で1頭のイノシシが見つかり、5時間余りにわたって逃げ回りましたが、正午すぎに地元の猟友会によって駆除されました。警察などによりますとけが人はいないということです。
2日午前6時30分ごろ、燕市のJR分水駅近くの住宅街で「イノシシがいる」と住民などから警察に通報が相次ぎました。

イノシシは1頭で午前11時ごろにNHKが上空から撮影した映像では、警察などが用水路に入り棒や網を使って捕獲を試みたものの、待ち構える警察官をすり抜けて逃げ続けているのが分かります。

そして、警察への通報から5時間余りたった正午すぎ、イノシシが用水路の中で動きを止めたところを、地元の猟友会が銃で駆除しました。

イノシシは体長およそ1メートル10センチのオスで、警察と燕市によりますとけが人はいないということです。

専門家「急激に生息域が北上」

イノシシの生態に詳しい新潟大学農学部の箕口秀夫教授は「里山地域でこれまで人が管理していた田んぼなどが放棄されたり、温暖化で積雪が少なくなっていることなどから、近年、急激にイノシシの生息域が北上してきている。本来、雪が深い地域では活動しにくい動物だが、昨シーズンの冬は少雪で、イノシシが生息域を広げやすくなり、ちょうど燕市の付近に生息域の北限があるのではないか」と話していました。

そして、夏場はイノシシの餌となる植物が少なくなるとしたうえで、「若いオスが餌や新たな生息域を求めて、群れを離れ市街地に下りてくることは今後も増えると思われる。イノシシは大変臆病で、警戒心が強い動物なのでもし遭遇しても騒いだり背中を見せて走って逃げたりせずに、後ずさりするようにゆっくりと離れていくようにしてほしい」と話していました。