アメリカ 新型コロナのワクチン接種 優先順位の案を公表

アメリカ 新型コロナのワクチン接種 優先順位の案を公表
アメリカで新型コロナウイルスのワクチンを誰に優先的に接種するかを検討している専門家の委員会は、医療従事者や介護施設に住む高齢者などにまず接種すべきだとする報告書の案を公表しました。
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、開発に成功した場合、生産量が限られるワクチンを誰に優先的に接種すべきかが検討課題となっています。

アメリカ国内での接種の優先順位を検討している専門家の委員会は1日、報告書の案を公表しました。

それによりますと、最初に接種すべきとされているのは、感染のリスクが高い現場で働く医療従事者や救急医療にあたる人などとしています。

また、感染した場合症状が重くなる可能性が高い基礎疾患のある人や、介護施設などで集団生活をする高齢者も優先的に接種すべきとしています。

これに続く順位としては、社会の維持に必要な職業の人や教職員などが挙げられています。

報告書案は一般からの意見を踏まえてまとめられた後、アメリカCDC=疾病対策センターやNIH=国立衛生研究所などがより詳細な優先順位を決定する際に利用されるということです。