中東派遣の護衛艦 乗組員が新型コロナ感染 派遣延期

中東派遣の護衛艦 乗組員が新型コロナ感染 派遣延期
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中東地域での情報収集活動に向かう途中だった海上自衛隊の護衛艦で乗組員1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、護衛艦は急きょ、基地に引き返し、派遣は延期されることになりました。防衛省によりますと、現地での任務に影響はないということです。
感染が確認されたのは、海上自衛隊横須賀基地に所属する護衛艦「むらさめ」の乗組員です。

防衛省によりますと、「むらさめ」は、中東地域で情報収集活動を行っている別の護衛艦と交代するため、先月30日に横須賀基地を出て、感染者がいないかを確認するため日本近海で待機したうえで、およそ200人の乗組員全員のPCR検査を行っていました。

その結果、1日、20代の乗組員1人の感染が確認されたということです。

これを受けて「むらさめ」は急きょ、横須賀基地に引き返し、中東への派遣は延期されることになりました。

現地では「むらさめ」と交代する予定だった護衛艦が活動を継続するため、防衛省は現地での任務に影響はないとしています。

また防衛省は、この乗組員と濃厚接触した人がいないか保健所と連携して調査を進めていて、ほかの乗組員に感染が広がっていないかを確認したうえで、改めて「むらさめ」を派遣するかどうかを決めることにしています。