8月のデパート売り上げ 前年同月比8~26%減 コロナ影響続く

8月のデパート売り上げ 前年同月比8~26%減 コロナ影響続く
大手デパート5社の先月の売り上げは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大した影響で、去年の同じ月に比べて8%から26%減少しました。
大手デパート5社が発表した先月の売り上げの速報値によりますと、いずれも去年の同じ月に比べて、
▽阪急阪神百貨店が26.9%
▽大丸と松坂屋を展開するJ.フロントリテイリングが26.1%
▽三越伊勢丹ホールディングスが23.4%
▽高島屋が18.2%
▽そごう・西武が8.8%
それぞれ減少しました。

これは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大したことに加え、猛暑の影響で来店客数が落ち込んだためです。

また、感染拡大前にデパートの業績を下支えしてきた、外国人旅行者の免税売り上げがほとんど無くなっていることも、売り上げが落ち込んでいる要因となっています。

デパート各社は、インターネットを通じた販売を強化することなどを通じて売り上げの回復を目指していますが、ネット通販との競合もあり厳しい経営環境が続いています。