神奈川 新型コロナ 新たに59人感染確認 1人死亡

神奈川 新型コロナ 新たに59人感染確認 1人死亡
神奈川県内では1日、新たに59人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。また、横須賀市は、すでに感染が判明していた80代の男性1人が死亡したと発表しました。
神奈川県や保健所を設置している自治体によりますと、1日、県内では合わせて59人が新たに感染したと発表され、症状の内訳は、3人が中等症で、56人は軽症か無症状だということです。

年代別にみると
▽10歳未満が1人
▽10代が6人
▽20代が12人
▽30代が11人
▽40代が10人
▽50代が9人
▽60代が4人
▽70代が4人
▽80代が1人
▽90代が1人となっています。

また、全体の6割余りにあたる37人は感染経路が分かっていないということです。

横浜市が発表した20代の男性のうちひとりは、集団感染が起きた日本体育大学レスリング部の部員で、先月13日の一斉検査のときには陰性でしたが、その後、嗅覚障害などの症状が出て再び検査を受けたところ、感染が分かったということです。

これでレスリング部に関係する感染者は合わせて27人になりました。

また、別の横浜市の20代の男性は、すでに教員1人の感染が確認されている市内の小学校の教員ですが、これまでの調査では2人の教員の濃厚接触は、ないということです。

学校は、1日と2日の臨時休校を決めていて、市は教員らの感染経路の確認を進めています。

川崎市が発表した60代の男性は都内で勤務する地方公務員で、先月27日からせきの症状がでて31日感染が確認されました。

すでに感染が分かっている知人と接触していたことがわかっていて、50代の妻も感染が確認されたということです。

相模原市が発表した50代の女性は、市内にある東芝林間病院に看護補助者として勤務していて、症状が出た日の2日前から出勤しておらず、勤務先の病院は、院内に濃厚接触者がいないとして休院や休診などの措置はとらないということです。

横須賀市が発表した30代の女性は、集団感染が起きている「市立うわまち病院」の7階に勤務する看護師で、集団感染が確認されたあとに行われた一斉検査では陰性だったものの、その後体調を崩したため再検査したところ、31日感染が確認されたということです。

これで、この病院の7階で確認された感染者は21人となりました。

また、横須賀市によりますと、この病院に持病で入院中で、感染が確認されていた80代の男性が31日死亡したということです。

男性は院内で感染したとみられています。

これで、この病院で死亡した感染者は5人になりました。

また横須賀市は31日、この病院に立ち入り検査を行い、感染防止対策について確認しましたが、手洗いなどの対策は適切に行われていたということです。

しかし、感染者が相次いでいるため、市では、初期の対応を含めてこれまでの対応に問題がなかったかどうか改めて確認することや病院内の換気の回数を増やすことなどを要請したということです。

一方、横浜市は先月(8月)23日に感染者として発表した40代の男性について、医療機関から検査結果が陰性だったのに陽性として誤って届け出がされていたことが分かったとして訂正しました。

検査機関から結果を受け取った市内の診療所の医師が書類の見方を誤ったということで、市は、市内の医療機関に対し、検査結果の確認を慎重にするよう注意喚起を行うことにしています。

NHKのまとめでは、神奈川県内で発表された感染者は、これで5019人となり、このうち124人が死亡しています。