避難所の混雑 スマホで確認できるシステムを運用 東京 多摩

避難所の混雑 スマホで確認できるシステムを運用 東京 多摩
k10012595261_202009011827_202009011832.mp4
避難所で人が密集することを防ぐため、東京 多摩市では、避難所の混雑の状況をスマートフォンの地図で確認できるシステムを作り、先月から運用を始めています。
多摩市では、去年の台風19号で10か所の避難所を開きましたが、避難者が3人の場所があった一方、多い場所では1300人余りが集中し、別の避難所への移動が迫られる人も出ました。
このため多摩市は、都内のIT企業と共同で、避難所の混雑の状況をスマホやパソコンの地図で可視化して市民が確認できるシステムを開発し、先月24日から運用を始めました。
システムでは、避難所内に「空」「やや混雑」「満員」の3段階のボタンがあり、避難所にいる職員が選択すると、地図上にその状況が反映されます。

先月19日には、このシステムを使った避難所の運営訓練も行われ、職員らがシステムの手順を確認していました。

多摩市防災安全課の城所学課長は「スマホを使える若い方たちが、システムを使って空いている避難所に行ってもらえれば、スマホがない高齢の方には近くの避難所に避難してもらえるので、避難所に入れないケースを減らせると期待しています」と話していました。