8月の新車販売 前年同月比15%減 コロナ影響続く 新たな需要も

8月の新車販売 前年同月比15%減 コロナ影響続く 新たな需要も
先月の新車の販売台数は去年の同じ月と比べて15%減少しました。新型コロナウイルスの影響が続いていますが、公共交通機関を避けて車で通勤するために、新たな車を購入したいというニーズも見られ、今後どこまで需要が回復するかが課題となります。
日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、先月、国内で販売された新車は32万6436台で、去年の同じ月と比べて15.9%減少しました。

このうち普通車や小型車、トラックなどは19万7832台で18.4%の減少だったほか、軽自動車は12万8604台で11.8%の減少でした。

新型コロナウイルスの影響で、大きく落ち込んだ自動車の需要が十分回復していないのが主な要因で、新型車の売り出しで販売が大きく伸びた去年からの反動も出ました。

ただ、前の年の同じ時期と比べたマイナス幅は、5月は44%、6月は22%、7月は13%で、先月はいくぶん拡大した形ですが、業界団体では改善傾向にあるとみています。

また、最近では混み合う公共交通機関を避けて車で通勤するために、新たに車を購入したいというニーズも見られるということで、今後需要がどこまで回復するかが課題となります。