浦和レッズの選手が地元商店街支援 資金出し合い旗を贈る

浦和レッズの選手が地元商店街支援 資金出し合い旗を贈る
さいたま市に本拠地を置くサッカーJ1、浦和レッズの選手たちが、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営が続く地元の商店街などを支援しようと、独自にデザインした旗を製作して贈りました。
さいたま市に本拠地を置くレッズは、Jリーグ屈指の人気クラブで、例年、クラブの旗を作って地元に設置していますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で経営が悪化したことから旗の製作を見送りました。

地元の商店街でも苦しい経営状況が続いていることから、キャプテンのゴールキーパー、西川周作選手やエースの興梠慎三選手を中心に、ことしはレッズの選手たちがみずから資金を出し合い、特製の旗を作って支援することを決めました。

旗は、縦1メートル、横60センチの大きさで、「地元への愛」をコンセプトにチームカラーの赤い布地に「誇り」を意味する「PRIDE」などのことばでハートの形があしらわれています。

合わせて700枚製作され、JR浦和駅や北浦和駅の周辺にある地元の商店街に設置されました。

また、縦50センチ、横30センチの大きさのタペストリーも製作され、西川選手など4人の選手のサインを添えて地元の商店街に贈られました。

西川選手は「選手自身も目に見える何かをしたいと考えた。ファンがいてこその浦和レッズなので、選手たちの気持ちを感じてくれたら、非常にありがたい」とコメントしています。