水素を燃料に電気作る燃料電池車 災害時に活用できるか実験

水素を燃料に電気作る燃料電池車 災害時に活用できるか実験
水素を燃料に電気を作って動く自動車の「燃料電池車」を災害時の電源に活用できるか確かめる実験が、9月から始まります。電気自動車も含め災害時の活用が一段と広がりそうです。
最近の自然災害では、停電した地域の避難所などで明かりやスマートフォンの充電用の電源に電気自動車を活用する例が増えています。

こうした中、水素を燃料に電気を作って動く「燃料電池車」も災害時の電源に活用できるか確かめようと、トヨタ自動車とホンダの本田技術研究所が9月から実証実験を始めます。

実験では通常の2倍の量の水素を積んだトヨタの燃料電池バスを使って電気をつくりホンダ製のバッテリーにためていきます。

定員50人程度の避難所の3日分の電力を賄うことができるほか小分けにしたバッテリーで持ち運ぶこともでき、両社は今後、災害時に自治体などに使ってもらいニーズや使い勝手を検証することにしています。

本田技術研究所の江口博之チーフエンジニアは「新型コロナウイルスへの警戒が続く中、持ち運びできる電源は避難所の『密』の状態を防ぐことにもつながる」と話していました。

また、日産自動車も50を超える自治体と災害時に電気自動車を活用する協定を結んでいて、電源として車を活用する動きが一段と広がりそうです。