避難所での新型コロナ感染リスク軽減へ AI活用実験 川崎

避難所での新型コロナ感染リスク軽減へ AI活用実験 川崎
k10012593181_202008311845_202008311849.mp4
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、災害時に避難所が混雑するのを防ぎ、感染リスクを軽減させるため、AI=人工知能を活用する実験が川崎市で行われました。
実験は川崎市やAIの開発を進める富士通などが行い、大型の台風が接近し、避難所を開設したという想定で、およそ80人が参加しました。
31日は小学校の校舎や体育館などに別々の3つの避難所が仮に設置され、それぞれの入り口のカメラの映像をAIが分析して、避難してくる人の数や年代、性別などを災害対策本部に送りました。

対策本部ではこの情報を基に、リアルタイムで避難所ごとの混雑の程度を把握でき、現場の職員に指示して避難者を割りふっていました。

また、避難者の中に一定の数の新型コロナウイルスの感染者がいると想定し、AIが混雑の程度を踏まえて感染への警戒を呼びかけるということで、感染者と1メートル以内で5分以上接触するおそれがある状況になると、避難所で警報音が鳴り、市の職員が互いに距離を取るよう呼びかけました。

川崎市危機管理室の飯塚豊室長は「去年の台風19号では大勢の避難者の対応に追われ、災害対策本部に情報が集約できなかった。新型コロナウイルスの感染拡大に備える避難所の運営に、AIによる見える化は役立つと思う。実際にどう生かすのか検討を続けたい」と話していました。