名古屋市の小学校で1学期の終業式 あすから2学期 コロナ影響

名古屋市の小学校で1学期の終業式 あすから2学期 コロナ影響
新型コロナウイルスの影響で今月、授業が行われていた名古屋市の小学校で、9月1日から2学期が始まるのを前に31日、1学期の終業式が行われました。
名古屋市の市立の小中学校では、休校による学習の遅れを取り戻そうと、夏休みを短縮して今月17日から授業を再開しました。

1日から2学期が始まるのを前に31日、1学期の終業式が行われ、名古屋市中区の橘小学校では感染と熱中症を防ぐため校内放送を通じて式が行われました。

久野賢二校長は、教室でモニターを見る子どもたちに対し、「1学期は手洗いやマスク、おしゃべりのない給食などいろんな約束事がありましたが、しっかり守って生活してくれてありがとう。あすから2学期ですが頑張りましょう」と呼びかけました。

名古屋市では31日、通知表を渡すかどうかは各学校の判断に委ねられていて、この小学校では1学期が実質2か月半しかなく判断材料が乏しいとして31日は渡さず、2学期の終わりに1学期分もまとめて渡すということです。

2年生の児童は「休み明けに友達と会えたときはうれしかった」とか、「暑くて大変だったが授業を頑張った」などと1学期を振り返っていました。

久野校長は「感染と熱中症対策などいろんなことに神経をすり減らした1学期でした。子どもたちには気付かないところでいろんな影響が出ていると思うので、今後も気をつけて見ていきたい」と話していました。