「防災の日」を前にコロナ対策とりながら避難所設営訓練 岐阜

「防災の日」を前にコロナ対策とりながら避難所設営訓練 岐阜
9月1日の「防災の日」を前に、大規模地震を想定して、新型コロナウイルスの感染防止対策をとりながら避難所を設営する訓練が岐阜市で行われました。
この訓練は新型コロナウイルスの感染が拡大する中、地震や台風などの災害が起きた際の避難所での感染防止対策を確認しようと岐阜市が市内5か所で行いました。

このうち、旧徹明小学校では、岐阜市で震度6強の地震が発生したという想定で訓練が行われ、地元の住民などおよそ60人が参加しました。

参加者は「3密」や飛まつの拡散を防ぐため、体育館の中に数人が入ることができる2メートル四方の簡易テントを組み立て、避難者の受け入れスペースを設営していきました。
その後、建物の外に設けた受け付けで、フェイスシールドを着けた市の職員が避難者から体調を聞き取ったり、体温を測ったりしたうえで、感染が疑われる人役の住民をほかの避難者と接触しないよう専用のスペースに誘導していました。

岐阜市防災対策課の安藤英樹課長は「簡易テントの設営など準備の時間がこれまで以上にかかることが分かったので、より早く参集するなどして、適切に避難者を受け入れられるようにしたい」と話していました。