ニューヨークのメトロポリタン美術館 5か月半ぶり再開

ニューヨークのメトロポリタン美術館 5か月半ぶり再開
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休館していたアメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館が、29日、人数制限やマスクの着用といった感染対策を取ったうえで、5か月半ぶりに再開しました。
世界有数の規模を誇るメトロポリタン美術館は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ことし3月13日から休館していました。

ニューヨークで新たな感染者が減ったことなどから29日、5か月半ぶりに開館し、再開を待ち望んでいた人たちが早速訪れていました。

再開にあたっては、一度に入館できる人数を通常の25%に制限したうえで、入り口で体温を測って発熱している人がいないか確認するほか、3歳以上はマスクの着用を義務としています。

また、音声ガイダンスの機器の貸し出しをやめ、館内の移動を一方通行にしたり、狭い展示場所には立ち入れないようにしたりする感染対策を取っています。

地元の女性は、「再開の日を待ち続けていました。感染対策もしっかりしていると聞いたので、安心して楽しめます」と話していました。

メトロポリタン美術館のマックス・ホライン館長は、「やっとこの日を迎えることができ、とても興奮しています。ここでしか過ごせない時間を楽しんでもらいたいです」と話していました。