伝統の大わらじ作り新型コロナ退散を願う 栃木 日光

伝統の大わらじ作り新型コロナ退散を願う 栃木 日光
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、大きなわらじを作って集落の入り口に掲げ、疫病を防ごうという伝統行事が栃木県日光市で行われました。
この行事は、日光市の芹沼地区に数百年前から伝わるとされ、毎年、この時期に住民たちが長さ1メートル、幅50センチ余りの大きなわらじを作ります。

29日は公民館に約30人が集まり、束ねたわらをたたいて柔らかくしたあと、「あしなか」と呼ばれるかかとの部分がない1足の大わらじを、2時間余りかけて作り上げました。

そして、片方を地区の東側の入り口にある神社の杉の木に、もう片方を西側の入り口にあるサルスベリの木の幹に、それぞれ縄で結び付けました。

大わらじには、「大きなわらじを履く大男がいる村に立ち入るな」という意味があり、地区に疫病などの災いがもたらされることがないようにという願いが込められています。

地区に住む渡辺実(65)さんは「新型コロナウイルスの退散を願って一生懸命作って奉納しました」と話していました。