芥川賞 直木賞 贈呈式

芥川賞 直木賞 贈呈式
芥川賞と直木賞の贈呈式が28日東京で開かれ、芥川賞を受賞した高山羽根子さんと遠野遥さん、直木賞を受賞した馳星周さんが、受賞や今後への思いを語りました。
第163回の芥川賞と直木賞は先月の選考会で、芥川賞に高山羽根子さんの「首里の馬」と遠野遥さんの「破局」、直木賞に馳星周さんの「少年と犬」が、それぞれ選ばれました。
28日、東京で賞の贈呈式が開かれ、受賞のスピーチで、芥川賞の高山さんは「小説を選ぶという人の命を直接救いうるとは言いづらい事柄に、多くの方が一喜一憂して下さることは、少しだけ滑稽で、とてもいとおしいことなのではないかと考えました。書ける間は、縛られた手をほどいてでも、時代によっても変化しうる自分のあやふやな物差しを信じていくしかないなと思っています」と今後に向けた決意を述べました。
同じく芥川賞の遠野さんは「非常に歴史のある賞をいただけて光栄に思います。この受賞を機に、また一層頑張って書いていきたい。まだ書きかけの小説はきっと『破局』よりおもしろくなるはずなので、そちらも読んでもらえたらと思います」と話していました。
また、出身地の北海道浦河町からテレビ会議システムを使って参加した直木賞の馳さんは「賞がほしくて小説を書いているわけではありませんが、今回は賞をいただいて大変うれしく思っています。編集者や出版社、読者の方々がいたからこそ小説を書き続けることができ、その結果が直木賞だと思っていて、大変ありがたいことだと思っています」と感謝のことばを述べました。