仏政府 新型コロナ パリ全域で屋外でのマスク着用義務づけへ

仏政府 新型コロナ パリ全域で屋外でのマスク着用義務づけへ
フランス政府は、新型コロナウイルスの感染が再び広がっていることを受けて、パリ全域で屋外でのマスクの着用を義務づけることを決めました。
フランスのカステックス首相は27日、記者会見し、「感染が再び広がっているのは明らかで、いまこそ大胆に行動すべき時だ」と述べ、パリ全域で屋外でのマスクの着用を義務づける方針を示しました。

マスクの着用は、現地時間の28日午前8時から義務づけられます。

パリではシャンゼリゼ通りなど人通りの多い一部の地区では、屋外でのマスクの着用がすでに義務づけられていますが、夏休みのシーズンが終わって多くの人が職場に戻り、学校が再開するのを前に、対策が強化されることになりました。

フランスでは、1日の感染者数が26日には5400人を超え、第2の都市、南部マルセーユでは、市内全域で屋外でのマスクの着用が義務づけられるなど、感染の再拡大への警戒が強まっています。

ヨーロッパ各国の首都では、イギリスのロンドンやドイツのベルリンで、公共交通機関や商店を利用する時などにマスクの着用が義務づけられているほか、感染者の増加が深刻なスペインのマドリードでは屋外でのマスクの着用がすでに義務づけられています。