配膳係はロボット 新型コロナ対策でラーメンチェーンが導入

配膳係はロボット 新型コロナ対策でラーメンチェーンが導入
東北や首都圏などで店舗を展開するラーメンチェーンが、店員と客との接触を減らすことで、新型コロナウイルスの感染防止にもつなげようと、料理を自動で運ぶロボットを一部の店舗に導入しました。
ロボットが導入されたのは福島県本宮市にある客席70余りの店舗で、27日から2台のロボットが従業員の代わりに配膳に当たっています。

ロボットはワゴン型で、注文された料理を従業員がトレイに載せてタッチパネルで指示すると、客のテーブルまで自動で届ける仕組みです。

センサーなどで人や障害物を感知すると、よけたり、いったん止まって「道を譲ってください」などと、音声で呼びかけたりするということです。

効率化や人件費の削減に加え、店員と客との接触を減らすことで、感染防止にもつなげるねらいがあります。

来店した20代の男性は「店員と直接接することもないので、衛生面や感染対策の面を考えてもよいと思う」と話していました。

幸楽苑ホールディングス広報マーケティング部の星野剛部長は「感染が続く中、接触が少ないほうがお客様にも安心してもらえると思う。エンターテインメント性もあるので楽しんでもらいたい」と話していました。