貨物船座礁事故 現場近くに死んだイルカ「事故と関係なし」

インド洋の島国、モーリシャスで起きた貨物船の重油流出事故の現場近くで10数頭のイルカが死んでいるのが見つかりました。モーリシャス政府の閣僚は、初期の調査の結果、事故との関連はないという見方を示しました。
モーリシャスの南東部の海岸に26日、多くのイルカが打ち上げられているのが見つかり、地元メディアは、18頭のイルカが死んだと伝えました。

この海岸は先月25日に、岡山県の長鋪汽船が所有し、商船三井がチャーターしていた貨物船「WAKASHIO」が座礁し、その後、燃料の重油などが大量に流出した現場から北に10キロほど離れた場所です。
地元の当局は死んだイルカ2頭を解剖して調査し、地元メディアによりますと26日、記者会見したモドゥー漁業担当相は「初期的な情報に基づけば、貨物船の事故とは関係がない」という見方を示しました。

また、記者会見に同席していた専門家などは、何頭かのイルカにはサメにかまれたような傷痕があったとし、重油を飲み込んだ形跡は見当たらなかったと明らかにしました。

重油が流れ出したモーリシャスの周辺海域にはイルカやクジラが多く生息していて、環境保護団体などは生態系への影響を懸念していて、当局はイルカの死亡原因について引き続き慎重に調べることにしています。