社会

成田空港の国内線 再度の感染拡大で 再びLCCで減便相次ぐ

成田空港の国内線は、国内の移動制限の緩和などを受けて回復傾向にあった予約が、再度の感染拡大に伴って再び落ち込んでいて、LCC=格安航空会社が相次いで減便を行うなど、感染状況や航空需要を見ながらの運航が続いています。
成田空港会社によりますと、国内の移動制限の緩和以降、航空各社が国内線の運航を徐々に再開させたことなどから、7月に成田空港の国内線を利用した人は19万3000人余りと、去年7月の3割ほどにとどまっているものの、前の月の3倍近くまで回復しました。

しかし再度の感染拡大に伴って、お盆のあとは予約が落ち込み、LCC=格安航空会社は相次いで減便を行うなど、感染状況や航空需要を見ながらの運航が続いています。

また、日本航空と全日空は現在、成田を発着する、すべての国内線を運休していて、本格的な運航再開のめどは立っていないということです。

一方で、各国による入国の制限などが続く中、成田空港の国際線を利用した人は7月、9万8600人余りと、去年7月のわずか3%にとどまっています。

成田空港会社の田村明比古社長は「感染拡大の状況に、すべてがかかっている。感染がある程度落ち着けば、確実に旅客も便数も増えてくると考えている」と話していました。

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