東京都 新型コロナ 新たに236人感染確認 200人超は23日以来

東京都 新型コロナ 新たに236人感染確認 200人超は23日以来
東京都は26日、都内で新たに236人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
また、感染が確認されていた70代と80代の2人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は26日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて236人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは今月23日以来です。

236人のうち、20代と30代が合わせて117人でおよそ50%を占めていて、40代と50代は合わせて68人でおよそ29%です。

このほか、10歳未満が6人、10代が5人、60代が24人、70代が8人、80代が7人、90代が1人、感染が確認されています。

また、236人のうち、およそ39%にあたる92人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ61%の144人はこれまでのところ感染経路が分かっていないということです。

濃厚接触者の内訳は、
▽家庭内での感染が47人、
▽会食が10人、
▽職場内が9人、
▽施設内が7人、
▽夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者が4人などとなっています。

このうち、家庭内の感染では、これまでに感染が確認された人も含めて一家4人が感染したケースが4件あったということです。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて1万9846人になりました。

一方、都の基準で集計した重症の患者は26日の時点で31人で25日より3人減りました。

重症の患者31人は40代から80代で、男性が27人、女性が4人だということです。

また、都は感染が確認されていた70代の男性と80代の女性の2人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した人は合わせて356人になりました。

入院中1522人 自宅療養中445人

東京都によりますと、都内で26日までに感染が確認された1万9846人のうち、入院中の人は25日より42人減って1522人となっています。

このうち、都の基準で集計した重症の患者は25日より3人減って31人です。

都は、26日の時点で重症の患者向けの病床は150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、26日の時点で2350床確保しているということです。

これとは別に来月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は、25日より73人減って445人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、25日より12人減って267人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は25日より29人増えて563人です。

一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は1万6693人となっています。

小池知事「家庭内の感染 増えている」

26日に東京都内で新たに236人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたことについて、小池知事は記者団に対し、「きょうは20代と30代が全体の50%で、かつての60%や70%という高い比率よりは下がっている。最近は家庭内での感染などが増えている」と述べました。

そのうえで、「特に高齢の方々と話をするときはマスクの着用などをお願いしたい」と述べ、改めて感染予防策の徹底を呼びかけました。

都の担当者「夏休み後も引き続き注意を」

都の担当者は「今月上旬に1日に400人を超える日があったときと比べると感染者数が減っている印象はあるが、日々の数字に一喜一憂せず、もう少し長いスパンで見て評価する必要があると思う」と話しています。

そのうえで、「このまま感染者が減り続けるかどうかわからないし、気の緩みで再び増える可能性もある。夏休みが終わると人の動きが変わってくる可能性もあるので、引き続き、感染しないよう注意して行動して欲しい」と呼びかけています。