群馬 豚670頭盗難 1か所の養豚場だけで数百頭の被害

群馬 豚670頭盗難 1か所の養豚場だけで数百頭の被害
群馬県内の複数の養豚場からおよそ670頭の豚が盗まれた事件で、1か所の養豚場だけで数百頭の被害が出ていたことが分かりました。被害総額はおよそ2000万円に上るということで、警察は窃盗事件として捜査しています。
警察によりますと、先月上旬から前橋市や伊勢崎市などの養豚場で飼育されている豚が相次いで盗まれ、これまでに7件、合わせておよそ670頭の被害が確認されています。

被害総額はおよそ2000万円に上るということで、警察は周辺の防犯カメラの映像を分析するなどして窃盗事件として捜査しています。

被害にあった前橋市の農場の経営者によりますと、先月上旬に飼育している豚を数えたところ、数百頭が盗まれたことに気付いたということです。

豚舎では、数十頭ごとに部屋を分けて飼育していて、それぞれの部屋から少しずつ盗まれたため、気付くのが遅れたとしています。

豚舎は施錠していなかったということで、この農場では、被害を受けて豚舎に鍵をかけるなど対策を講じたということです。

経営者は「豚の数が合わなかったので不審に思った。まさか豚が盗まれるとは思ってもみなかったので正直驚いている」と話していました。

県養豚協会長「許しがたい行為」

群馬県内のおよそ110軒の養豚農家などでつくる群馬県養豚協会は、被害を受けて農家に対し、豚舎の施錠を徹底したり防犯カメラを設置したりするよう呼びかける文書をFAXで送ったということです。

県養豚協会の岡部康之会長は「食用になりにくい子豚を盗んでどうするのか本当に疑問が残る。注意を呼びかけてそれぞれの農家に自己防衛してもらうことしかできない。豚舎は衛生管理の基準も厳しいため、部外者が立ち入るのは許しがたい行為だ」と話していました。

茨城でも盗難被害

茨城県でも養豚場で飼育されていた豚が盗まれる被害が起きています。

警察によりますと、先月上旬、茨城県西部の常総市で養豚場を経営する男性から豚1頭が盗まれたという届け出があったということです。

茨城県養豚協会によりますと、このほかにも6月から先月にかけて常総市の別の養豚場や結城市、それに下妻市の養豚場でもそれぞれ1頭から2頭盗まれたという情報が寄せられているということです。

協会では会員の養豚場に対し、防犯カメラや人が近づくと点灯するライトを設置するなど、防犯対策を講じるよう呼びかけています。