米 警察官 背後から黒人男性を銃撃 現地では抗議デモ

アメリカ中西部ウィスコンシン州で、黒人の男性が警察官に背後から複数回にわたって銃撃され重体となっていることを受け、現地では夜間外出禁止令が出された24日も抗議デモが行われ、緊張が高まっています。
ウィスコンシン州政府によりますと、州南部のケノーシャで23日、黒人男性のジェイコブ・ブレークさんが、警察官に背後から至近距離で、7回にわたって銃で撃たれて重体となっています。

ブレークさんが撃たれた時のものとされる映像では、車に乗り込もうとした黒人男性に後ろから近づいた警察官が、男性の服を引っ張ったあと銃を発砲する様子が写っていて、複数のメディアによりますと、当時、車にはブレークさんの3人の子どもも乗っていたということです。

現地では地元住民などによる抗議デモが起き、当局は州兵を招集したうえで、夜間外出禁止令を出しましたが、24日の夜もデモが行われ、参加者の一部が車に火をつけたりしたのに対し、警察が催涙弾を使うなど緊張が高まっています。

入院しているブレークさんに面会したおじは「おいは手術を受けて回復している」としたうえで、「抗議活動には感謝するが、平和的に行ってほしい。私たちが求めているのは正義だ」と呼びかけました。

アメリカではことし5月、黒人男性が白人の警察官に首を押さえつけられて死亡した事件をきっかけに、人種差別に抗議する声が高まる中、今回の銃撃に対する抗議デモは各地に広がっていて、さらなる混乱が懸念されます。