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自動車保険4~6月支払い減少 コロナの外出自粛で事故減

大手損害保険各社がことし4月から6月までに自動車保険で支払った金額が去年の同じ時期より17%減少したことが分かりました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛で、事故が減ったことが影響していると見られています。
損保ジャパンを持つSOMPOホールディングスなど3つの大手損害保険のグループによりますと、ことし4月から6月までの3か月間に支払った自動車保険の保険金は合わせて4188億円と、去年の同じ時期より865億円、率にして17%減りました。

自動車保険の保険金の支払い額の変動率は、ここ数年、毎年数%程度で推移していて、2ケタの減少は異例だということです。

理由について各社では、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の影響で、自動車事故の件数が減ったことが影響したと見ています。

各社ごとの支払額の減少率は、
▽SOMPOホールディングスが23%、
▽東京海上ホールディングスが16%、
▽三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保を持つMS&ADホールディングスが12%となっています。

一般的に保険金の支払いが減ると保険料の値下がりにつながるとされていますが、各社は「支払いの減少が今後も続くかどうか、注意深く見ていきたい」としています。

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