防衛省・自衛隊の新型コロナ感染者が100人超に 対策を強化

防衛省・自衛隊の新型コロナ感染者が100人超に 対策を強化
防衛省・自衛隊では今月、50人以上が新型コロナウイルスに感染したことが確認され、累計の感染者数は100人を超えました。
これまでのところ、任務に影響はないということですが、防衛省は感染防止対策を強化しています。
防衛省によりますと、防衛省・自衛隊では、ことし6月までの感染者は14人でしたが、先月以降、急増し、今月は24日までに54人の感染が確認されました。累計の感染者数は105人に達しています。
宮崎県にある航空自衛隊の新田原基地で、ともに酒を飲むなどした6人の感染が明らかになるなど、基地の中で感染が広がるケースが相次いでいます。
また先月には、長崎県で停泊中だったイージス艦「あしがら」で1人の感染が確認されるなど、陸上の部隊だけでなく、艦艇の乗組員の感染も相次いで確認されているということです。

防衛省によりますと、これまでのところ日本周辺の警戒監視やスクランブル=緊急発進といった自衛隊の任務に影響はないということですが、防衛省は、基地内での食事や入浴の時間を分けるほか、隊員どうしの飲酒を伴う会合を自粛するよう求めるなど、感染防止対策を強化しています。