新型コロナ ワクチン承認に慎重な検証要望 薬害被害者団体

新型コロナ ワクチン承認に慎重な検証要望 薬害被害者団体
新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の開発が進められる中、薬害エイズの被害者などでつくる団体が、承認にあたっては安全性などを慎重に検証するよう厚生労働省に要望しました。
要望を行ったのは、薬害エイズ事件や薬害肝炎問題の被害者などでつくる12の団体です。

24日は団体のメンバーが厚生労働省を訪れて加藤厚生労働大臣に面会し、新型コロナウイルスのワクチンや治療薬を承認するにあたって、安全性や有効性を慎重に検証することなどを要望しました。

このあと協議が行われ、厚生労働省の担当者からは『しっかりと審査をする』と回答があったということです。

薬害エイズ事件の被害者で「全国薬害被害者団体連絡協議会」の代表世話人を務める花井十伍さんは会見で「医薬品の審査体制は前よりよくなってきていると思いたいが、薬害は間断なく繰り返されている。新型コロナウイルスをめぐってとんでもない薬害が起きないようにしてほしい」と訴えました。