東京 新型コロナ 95人感染確認 100人下回るのは先月8日以来

東京 新型コロナ 95人感染確認 100人下回るのは先月8日以来
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東京都は24日、都内で新たに95人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が100人を下回るのは先月8日以来です。
東京都は、24日都内で新たに10代から90代までの男女合わせて95人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

都内で1日の感染の確認が100人を下回るのは先月8日以来です。

95人のうち、20代と30代は合わせて54人で、およそ57%を占めていて、40代と50代は合わせて25人で、およそ26%です。

このほか、60代と80代がいずれも5人、90代は3人の感染が確認されています。70代はいませんでした。

また、95人のうち、およそ57%に当たる54人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ43%に当たる41人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。

濃厚接触者54人のうち、最も多いのは家庭内の感染で13人でした。

このほか、会食での感染が11人、夜間に営業する接待を伴う飲食店の関係者が10人、施設内が8人、職場内が4人でした。

このうち施設内での感染では、介護施設のスタッフ2人が利用者から感染したケースや、高齢者施設に入所する女性2人が、別の入所者から感染したケースなどがあるということです。

これで都内で感染が確認されたのは、合わせて1万9428人になりました。

また、都は感染が確認されていた60代の男性と80代の女性の合わせて2人が死亡したことを明らかにしました。

このうち60代の男性には基礎疾患があり、感染がわかった際には無症状でしたが、その後、容体が悪化したということです。

これで都内で死亡した人は合わせて352人になりました。

一方、都の基準で集計した重症の患者は24日の時点で38人で、23日より1人減りました。

東京都 重症患者向け病床は150床確保

東京都によりますと、都内で24日までに感染が確認された1万9428人のうち、入院中の人は23日より51人増えて1632人となっています。

このうち、都の基準で集計した重症の患者は23日より1人減って38人です。

都は、24日の時点で、重症の患者向けの病床は150床確保しているということです。

また、中等症以下の患者向けの病床は2700床まで増やすことを目指していて、24日の時点で2350床確保しているということです。

これとは別に、来月から10月にかけて2つの専用病院を開設して、中等症以下の患者向けの病床を200床確保するとしています。

また、自宅で療養している人は23日より32人減って593人です。

都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、23日より13人減って332人です。

このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は23日より214人減って492人です。

一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は、1万6027人となっています。

担当者「外出抑制が一定の効果か」

24日確認された都内での新型コロナウイルスの感染者は95人で、100人を下回るのは先月8日以来となりました。

これについて都の担当者は、「数字だけを見れば一時期に比べて減少している。夏休み期間中の旅行や夜間の外出を控えてもらうなどの呼びかけの効果が一定程度出ているのではないか」と話しています。

そのうえで「きのうが休日だったため、保健所からの報告がきょうの数字に反映されていない部分もあると思う。きょうだけの数字では判断できず、あす以降の数字も注視して傾向を見ていくことが重要だ。モニタリング会議で専門家の意見を聞きながら、都として感染状況を捉えていきたい」と話しています。