大型バス改装した移動式子ども食堂 本格始動 青森 十和田

大型バス改装した移動式子ども食堂 本格始動 青森 十和田
青森県十和田市の住民グループが大型バスを改装して作った移動式の子ども食堂が本格的な活動を始め、子どもたちが食事を楽しみました。
青森県十和田市の住民グループはより多くの子どもに食事を届けようと、ことし5月、大型バスにキッチンやテーブルを設置するなどの改装をして移動式の子ども食堂を作りました。

新型コロナウイルスの影響で本格的な活動を見合わせてきましたが、感染予防策を徹底したうえで、23日から車内で料理を作り食事の提供を始めました。

キッチンでは担当者が手際よく調理し、ウインナーやスクランブルエッグなどのボリュームたっぷりのランチを作りました。

子どもたちは出来たての食事が出されるとおいしそうに食べ、車内は笑顔であふれていました。

初日の23日は親子連れなどおよそ80人が集まり「3密」を防ぐため車内で食べるのは数人に限り、そのほかは外のテントなどで食べたということです。

住民グループ「十和田こども食堂実行委員会」の水尻和幸代表は「子どもたちが喜んでくれて、食堂バスを作ってよかったと思います。感染予防策を取りながら今後も活動を続けていきたい」と話していました。

住民グループは当面、毎月1回、十和田市内でこのバスを使った移動式の子ども食堂を開くということです。