全日空・日本航空の国内線 来月は再び減便へ 新型コロナ影響で

全日空・日本航空の国内線 来月は再び減便へ 新型コロナ影響で
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全日空と日本航空は新型コロナウイルスの感染拡大で旅行や出張を控える動きが改めて広がっているとして、来月は国内線のおよそ4割を運休や減便とし、運航本数を再び減らすことになりました。
全日空が発表した国内線の運航計画によりますと、来月は羽田と大阪、札幌などを発着する便など幅広い路線で運航本数を減らします。

運休や減便となるのは全体の45%にあたる1万400便余りで、減便の割合は25%だった今月から20ポイント拡大します。

また、日本航空が発表した運航計画では、来月の前半は国内線の43%を運休や減便とします。

減便の割合は今月の28%より15ポイント拡大することになります。

全日空と日本航空は緊急事態宣言が出されていた5月には国内線の7割から8割を運休や減便としていましたが、移動の自粛が緩和されるのに合わせて徐々に運航本数を回復させてきました。

しかし、各地で感染者が増える中、このお盆の期間は国内線の搭乗率が3割台にとどまり、来月の予約も伸び悩んでいることから、再び運航本数を減らす対応をとりました。

来月の後半には「敬老の日」や「秋分の日」の連休も控えていますが、各社は慎重に需要動向を見極めながら、引き続き運航計画を見直したいとしています。