社会

夏休み短縮 東京都内13の区の小中学校で授業再開

新型コロナウイルスによる学習の遅れを取り戻すため、都内23区のうち13の区の小中学校で、夏休みを短縮して24日から授業が再開しました。
このうち例年よりも1週間早く、24日から授業が再開した墨田区の両国小学校では子どもたちが元気よく登校しました。

全校朝会は「3密」を防ぐため、体育館に集まらずに校内放送を通じて行われ、平林久美子校長が「新型コロナウイルスの感染者は減りませんが、大人と子どもが協力して、清潔で安全な生活がつくっていけるように頑張りましょう」と語りかけました。

そして、4年生のクラスでは担任が感染予防の注意点を話したあと、子どもたちは教室内での会話を最小限に抑えながら、夏休みの課題のプリントや作文を提出していました。

女子児童は「短い夏休みでしたが、楽しく過ごせました。いとこと海に遊びに行って魚を見たのがおもしろかったです」と話していました。

この学校では、感染防止のため今月中は子どもたちに代わって教職員が校内の清掃を行うほか、10月に予定している運動会は人数制限を行いながら実施するとしています。

平林校長は「いつもより夏休みが短くて宿題が終わらなかった子どももいるかもしれないが、元気に学校に来られるように見守っていきたいと思います」と話しています。

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