国際

大規模集会禁止のペルー ナイトクラブ摘発で押し合い13人死亡

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大規模な集会が禁じられているペルーで、警察がパーティーが行われていたナイトクラブを摘発しようとしたところ、逃げようとした人たちが押し合いになり、13人が死亡しました。
22日夜、ペルーの首都リマのナイトクラブで大勢が参加するパーティーが開かれていると近くに住む住民から警察に通報がありました。

警察がナイトクラブに駆けつけたところ、パーティーにはおよそ120人が参加しており、大勢の人が警察から逃れようと一斉に出口のドアの周辺に殺到し、踏みつけ合ったり身動きがとれなくなったりしたということです。

この結果、ペルー政府の発表によりますと13人が死亡し、警察官3人を含む6人がけがをしたということです。

また、パーティーの参加者のうち23人が拘束され、ナイトクラブの所有者やパーティーの責任者を特定するための捜査が進められています。

複数のメディアによりますと拘束された23人のうち15人が、新型コロナウイルスの検査で陽性だったことが明らかになったということです。

アメリカ、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、ペルーの感染者の数は58万5236人と世界で6番目に多くなっていて、政府は、感染拡大を防ぐため、大規模な集会を禁止するなどの対策をとっています。

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