インドの新型コロナ感染者300万人超に 地方都市で感染拡大

インドの新型コロナ感染者300万人超に 地方都市で感染拡大
新型コロナウイルスの感染拡大が続くインドで、累計の感染者が300万人を超えました。
1日当たりの新規感染者は連日7万人近くにのぼり世界で最も多く、インド政府が人の移動の制限を緩和する中、地方都市での感染拡大が顕著になっています。
インド政府は、23日新たにおよそ6万9000人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表し、累計の感染者は304万4000人となりました。

世界で感染者数が300万人を超えたのはアメリカとブラジルに次いで3か国目です。死者の数はこれまでに5万6000人となっています。

インドではこのところ、連日7万人近い新規感染者が確認され、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学によりますと、1日当たりの数はアメリカなどを上回り世界で最も多いということです。

インド政府が経済活動や人の移動の制限を緩和する中、感染拡大の中心は、首都ニューデリーなど大都市から地方都市に移っていて、特に南部の州で顕著になっています。

人口13億のインドでは、感染状況が落ち着くのがことし10月以降になるという専門家の見方もあり、州によっては、再び独自の外出制限措置をとるなど、厳しい状態が続いています。