新型コロナ終息願って 地蔵にマスク 福島 会津美里町

新型コロナ終息願って 地蔵にマスク 福島 会津美里町
新型コロナウイルスの早期の終息を願い、福島県会津美里町の寺で108体の地蔵にマスクをかける行事が行われました。
会津美里町にある会津薬師寺では、40年以上前から毎年、この時期に境内にある地蔵に頭巾と前掛けをかける行事をしています。

ことしは住職の発案で、檀家たちが手作りした布製のマスクをかけることになり、23日、早朝から檀家や寺の関係者が集まって、用意した3種類の大きさのマスクを、108体の地蔵に丁寧にかけていきました。

作業が終わると、参加した人たちは花を供えて静かに手を合わせ、住職が新型コロナウイルスが早期に終息するようにと願い事を唱えました。

マスクを手作りした佐山幸さんは、「マスクをつけたお地蔵様の表情はとてもかわいいのですが、コロナは終息してほしいです。来年はできたらマスクをつけたくありません」と話していました。

住職の筒井叡観さんは、「お地蔵様はすべての願いを聞いてくれると言われますが、マスク姿のお地蔵様を見て、私たち一人ひとりがコロナに感染しないため、人に感染させないために何をすべきか考えてほしい」と話していました。