開放感が人気のトロッコ列車 運行再開 島根と広島結ぶJR線

開放感が人気のトロッコ列車 運行再開 島根と広島結ぶJR線
島根県と広島県を結ぶJR木次線で、新型コロナウイルスの影響で、運転を取りやめていた観光用のトロッコ列車が21日から再開し、23日も家族連れなどでにぎわっています。
毎年、春から秋にかけて運行されているJR木次線のトロッコ列車、「奥出雲おろち号」は、新型コロナウイルスの影響で運転を取りやめていましたが、21日、およそ4か月ぶりに再開しました。

このトロッコ列車は、窓を取り払った開放感あふれる車両が人気で、23日、松江市の宍道駅では、再開を待ちわびていた家族連れや鉄道ファンなどが列車に乗り込んだり、停車中の待ち時間にカメラで列車を撮影したりしていました。

JR西日本では、座席や手すりなど車両すべてを抗ウイルス成分の薬剤でコーティングしたほか、マスクの着用やこまめな消毒など、感染予防に努めているということです。

神奈川県から訪れた25歳の男性は「乗車するのは2回目ですが、運転が再開してうれしいです。窓が常に空いている列車は珍しいので、吹き込んでくる風を楽しみたいです」と話していました。

トロッコ列車は、週末や祝日を中心に11月23日まで運行される予定です。