震災当時の中学生 9年半ぶりに母校へ 避難指示続く福島 双葉町

震災当時の中学生 9年半ぶりに母校へ 避難指示続く福島 双葉町
東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難指示が続く福島県双葉町で、震災当時の在校生がおよそ9年半ぶりに母校の中学校を訪れました。
双葉町では原発事故による避難指示が町の面積の95%で続いていますが、町立の小中学校の周辺は先行して除染が進められ、ことし3月に立ち入りの規制が緩和されました。
22日、震災からおよそ9年半ぶりに、当時の在校生が県内外の避難先などから母校の校舎を訪れました。
双葉中学校では、在校生たちが震災の前に目標を書いた貼り紙や日記を見つけると、大事そうに見返していました。
震災当時に吹奏楽部だったという男性は、校歌を思い出しながらピアノを弾いて、ふるさとで仲間と過ごした思い出を振り返っていました。

町立の小中学校と幼稚園は半壊の状態となっていて、今後解体を含めた対応の検討が本格的に進められる予定です。

震災当時2年生で、福岡県から訪れた男性は「実際に足を踏み入れると特別な思いがわいてきました。これからも双葉町と関わっていきたいです」と話していました。

当時2年生で神奈川県で働く女性は「年を重ねるごとに双葉町のことを忘れてきていたので、振り返る機会ができてよかったです。いずれは戻って仕事をしたいです」と話していました。