接触確認アプリ 通知受けた人は検査対象 保健所に周知 厚労省

接触確認アプリ 通知受けた人は検査対象 保健所に周知 厚労省
新型コロナウイルスの「接触確認アプリ」で濃厚接触をした可能性があると通知されても検査を受けられないケースが出ていることから、厚生労働省は、全国の保健所に対し、通知を受けた人は検査の対象になると改めて周知しました。
スマートフォン用の接触確認アプリ「COCOA」は、1メートル以内の距離に15分以上いた利用者どうしのデータを記録し、一方の感染が確認されると、相手に濃厚接触の可能性があることを通知します。

ところが、厚生労働省によりますと、保健所の中には、通知を受けた人でも症状がなく、濃厚接触者か確認できない場合は、行政検査をしないケースがあるということです。

このため厚生労働省は、21日、都道府県などを通じて全国の保健所に対し、通知を受けた人については、症状の有無などにかかわらず検査の対象にするよう改めて周知しました。

今後、通知を受けた人が検査を希望する場合は、アプリで検査機関の連絡先などを伝えることにしています。

アプリは、21日午後5時時点で、およそ1416万件がダウンロードされているということで、厚生労働省は「通知を受けた人が、より検査を受けやすい体制になるので、積極的に利用してほしい」と呼びかけています。