千葉県 新型コロナ 1人死亡 54人感染 県内計2681人に

千葉県 新型コロナ 1人死亡 54人感染 県内計2681人に
千葉県内では、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた80代の男性が死亡したほか、男女合わせて54人の感染が新たに確認されました。
千葉県によりますと、死亡したのは80代の男性です。

男性は7月下旬に感染が確認され、県内の医療機関に入院し、集中治療室で人工呼吸器を装着するなど治療を受けていましたが、20日、死亡したということで、これで県内で亡くなった感染者は59人となりました。

また、県などによりますと、新たに感染が確認されたのは、10歳未満の小学生から90歳以上までの男女合わせて54人です。

このうち、集団感染が発生している「船橋市立リハビリテーション病院」では、50代の入院患者の感染が確認されました。

今月3日の検査では陰性でしたが、19日に行った2回目の検査で感染が確認されたということで、この病院での感染者は、18人に上っています。

また、同じく集団感染が発生している八千代市の「八千代病院」では、40代の看護師の感染が確認され、この病院での感染者は15人となりました。

さらに、銚子市の「銚子水産加工センター」でも、30代の従業員の感染が確認され、施設での感染者は8人となりました。

このほか、8月8日に、その後、感染が判明した親族と、キャンプをしていた船橋市の20代の女性などの感染が確認されています。

一方、千葉県は、今月18日に感染者として発表した市川市の80代の男性について、最初に行った抗原検査で陽性だったものの、その2日後、入院先の別の医療機関と保健所が行ったPCR検査の結果、いずれも陰性だったことから、「最初の検査は偽陽性だった可能性が高い」として、感染者に含めないと発表しました。

これで千葉県内で発表された感染者は合わせて2681人となりました。

一方、船橋市は、いったん感染が確認されて、療養を終えていた20代の男性について、その後の検査で再び陽性になったと発表しましたが、県は体内にウイルスが残っていた可能性があるとして、新たな感染者には計上していません。